簡単一級建築士

一級建築士試験のコツをお教えします。

構造1(一級建築士)

久しぶりの投稿です。この寒さにやられてしまい、風邪で息絶えていました。

この寒い中でも受験生の皆さんは必死に汗水流して勉強されていることでしょう。

さて、今回は私が一番大好きな構造についてお話したいと思います。

この分野は30点満点です。得意な人にとっては得点を稼ぐ科目と言えるでしょう。

目標点はズバリ25/30点ですね!

私は二級建築士受験の頃から構造が得意でした。ですから、一級もまぁそんなに難しくはないと考え勉強を始めましたが...結構難しいですよね...!!

まず、最初に数問出題される計算問題ですが、解き方が思いつかないと結構苦戦します。昔から構造を勉強されている方なら雰囲気や発想で解けたりできると思いますが、皆さんは参考書や資格学校から教えてもらった勉強法で流れをマスターし、解いていくわけですから解き方をしっかり体に叩き込む必要があります。計算問題は解くのに時間もかかるので時間確保も必要になります。構造を勉強する日は計算と各種構造を上手く時間配分して進めるようにしてください。

計算問題はエビングハウス忘却曲線がまさに当てはまると思います。

毎日取り組む必要はないですが、日を空けすぎずにコンスタントに取り組むようにしましょう。

計算のコツはまた別の回でお教えします。資格学校の解き方よりこっちの方が簡単に解けるのにみたいな問題がたまにあります。笑

各種構造はまず覚えることが多いですし、理解するのが難しい分野も結構あります。

ゼネコンの方でしたら施工と関連付けて理解が捗る点もあるかと思いますが、木造一筋の方には嫌な問題が多いです。しかし、やるしかないです。笑

下記に各項目ごとにコツをまとめておきます。

■荷重・外力

積算荷重表はまずは各室毎に比較できるように大小の把握

慣れてきたら床設計用の数値を覚える、各室で同じ数値のものもありますよね

せん断力係数やせん断力の式はしっかり頭に入れて式の成り立ちも理解

(わからなければgoogleで調べる!)

■構造計画

割りとイメージ通りで解けるし、そんなに多く出題されないので深追いは禁物

■鉄骨構造

優秀な構造なのでこの分野からは多く出題されます

高力ボルトの接合方法は念入りに理解

細長比、限界細長比も近年よく出るので塑性の意味もしっかり理解

柱脚方法も覚えましょう

■鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート

釣り合い鉄筋比は用語から問題を解けるまでマスター

構造規定で出てくる数字や主筋比や帯筋比は自分で図解してテスト中も書けるように

■木質構造

数字が多い、かつ、内容も浅く簡単なので短期間の暗記で

■基礎構造

近年実務で問題も起こしているこの分野ですよね

簡単な暗記系から難易度の高い式まであります

式は捨てて問題ないと思います、しっかり用語・理屈を抑えること

■その他構造

以外に曲者ですね

思ったよりも覚えること多いので早めに着手

構造を勉強する時、今日は「鉄骨」と「壁式」、明日は「RC」と「プレキャスト」

のように混ぜて勉強するといいです

■建築材料

木材からの出題が結構あるのでヤング係数や含水率等の基本からLVL,CLTとはなんぞや

といった所までマスターしてください

 

色々ごちゃごちゃ書きましたが構造の勉強法をまとめると、、、

用語、式は多いので繰り返し教科書を回転して慣れてください。

最初は理屈が理解できなかったり、式が難しかったりで嫌になると思いますが、わからなかったらチェックを付けて先に進めて一通り終わらせましょう。そこから、どこがわからなかったのかを理解し早めに潰すようにして下さい。施工と類似している問題や法規で見かける箇所も多いと思いますので、関連付けてマスターしましょう。資格学校で順々に進めている方は、わからない所を極力出さないように不明点は先生にしっかり聞きましょう。

「後でいいや!それより、スターウォーズ観に行こ!」

になってしまうとどんどんわからなくなってしまうのでその場その場で解決しましょう。

イメージできない方は普段の生活で駅の構造を見上げてみたり、動画サイトや画像検索で調べてみると頭に残り暗記も理解も進みます。

満点を取るテストではないので参考書を網羅するのではなく、あくまでも太字や赤字をマスターした上で細部を理解するようにしてください。

 

There you go,take it easy .

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