環境・設備1(一級建築士)
今日も寒いですね、エアコンで部屋の結露は進んでいませんか?
この時期は結露によるカビに注意しましょう。壁体内も同じように熱伝導・伝達が起きています。こーいう所に関心を持つこともこの試験の大切な心得です。笑
さて、今回は結露を切り口にお話しましたが、環境・設備についてお話します。
新傾向になってから計画と環境・設備の2つに分けられました。
なぜ分けられたのでしょうか?
推測するに、計画と環境・設備が同じグループ内に収まらなくなったからです。計画はもちろん、環境・設備の知識についても一級建築士ならもっとコアで通な知識まで知ってるよね?ということを確認しているのです。
ですから、作成者も気合が入っていることでしょう。笑
二級建築士を勉強されてきた方ならわかるとおもいますが、一級を勉強していくとかなりマイナーな知識まで出題されることがわかりますよね。あまり舐めずに取り掛かるようにしてください。でも、逆に言えばしっかりと基礎的知識からマイナーな知識まで整理すれば高得点の狙える科目です。
ここでの目標点は18/20です。私は本番17点くらいでしたが...笑
環境・設備のコツは計画の暗記主体な考え方よりも理屈をしっかり理解することが結果的に頭に残るようになるので、何となくではなく、しっかり参考書を読み込むようにしてください。また、市販や資格学校のテキストでは理論が語られず、
「これはこういうもの!」と書いてあったり、先生に言われることがあるかと思いますが、空き時間等を見つけてその理論や公式の成り立ちをgoogleで調べてみてください。
ネットを使って調べたほうが結構分かりやすかったり、根底から理解が進むので忘れずに頭に残ります。私もそのおかげてiPhoneのSafariには多くの環境・設備絡みのタブが残っていたのを覚えています。笑
あと、近年省エネが騒がれているのは言うまでもないですが、それに関する問題も出題されます。CASBEE,BEE,LCC,BEMS,ZEHなど必ずどこかで耳にしたことがあるかと思います。この分野も常に最新の傾向で問題が出題される可能性が高いので日頃からニュース・新聞で見かけたら目を通しておくと良いでしょう。
それだけで1点ゲットなんて事もあります!
さて、今回は建築基準法、ビル管理衛生管理法、大気汚染防止法に基づく室内空気環境基準をしっかり頭に入れましょう。
二酸化炭素(CO2炭酸ガス):1,000ppm以下(0.1%)
一酸化炭素 :10ppm以下(0.001%)
浮遊粉じん :0.15mg/m3以下
ホルムアルデヒド :0.1mg/m3以下
(WHO基準室温23~25度では0.08ppm以下)
これはすでに頭に入っていますよね?
ppm=10-6、%=10-2 です。
1000ppm=1000×10-6=1×103×10-6=1×10-3=0.1×10-2(=%)=0.1%
というように即座に頭のなかで換算できるようにしましょう。
物理単位は沢山知ってたほうがどこかで役に立つのでこれも暇な時に確認しましょう。暇な時間はないと言う方もいるかと思いますが、作ってください。笑
次回は、法規について書きたいと思います。
法規は苦手な方も多いかと思いますが、30点満点という構造と並んで大きな割合を占める科目になります。嫌がらずに法規で満点を取るという意気込みで普段から法令集を引いていただければと思います!!
この試験なんて、It's no big deal !! という気持ちで日々頑張りましょう。